自己実現、誰しもが持つ願望だと思う。
人として生まれ生きる中で、「何のために生きるのか」
自分らしさを失っては生きる活力が失われてしまう。
自分が自分でないのに、生きていくのは苦しいから。
自己実現は、仮に衣食住が不充分であったとしても、
それと同時に求める、人間としての潜在的欲求なのではないかとも思う。
我が家は結婚して22年。不妊治療をして10年。
結果、望みは叶うことなく、昨年不妊治療が終了した。
一生懸命働いてきた。汚いこともずるいこともしてこなかった自負
はある。何がいけなかったの神様。
昨年9月、
最後の望みで体外受精したものの2回とも流れてしまい、
不妊治療が終了したことを上司に伝えると、
「まあ、人生いろいろあるよね」
親の介護もあったし、年齢のこともあるし、
迷惑かけるかもと事前に相談していたのに。
その一言は、ないよ。
働くことは大好きだったし、恨み言も言わず対応してきたけど、
全てのことがバカバカしくなり、少し鬱っぽくもなった。
うーん、暗い話ばかりですみません。
でも忘れることができず時々苦しんでいる。
主人は「それだけが人生のすべてではないよ。自分たちらしい
幸せな家庭のかたちを作っていこう」と言ってくれた。
そんなことで、
他者に依存せず、私らしくあるために、
独立開業という形態を目指している。
そして、今は母だけが住む実家。
そう遠くない未来空き家になってしまうかもしれない。
そしたら将来はここをケアハウスにしたい。
子のない女性、未婚の女性が同級生にも先輩後輩にもたくさんいる。
みんな望んでそうなったわけじゃない。
不妊治療中に婦人科疾患で子宮を全摘出した従妹もいる。
一生懸命生きてきて、寂しい人生の結末にはしたくない。
だから、田舎の空き家を”子のない女性専用のケアハウス”にして
みんなで支え合い、楽しみながら、暮らしたい。
庭には家庭菜園をつくり、テラスも作り、
ペット飼ったりして、カラオケ設備も用意して、
晴れた日は朝採れ野菜でBBQしたりして、
ワイワイ暮らしたい。
家族が訪ねてくることがなくたって、寂しくなんかない。
〔 偽りのない自分の姿で好きなことをして、
それが社会貢献につながる状態 〕
細かいことはおいおい調べていくとして、
自分らしい幸せの形を求めて、意味を感じる努力をしたい。
今週のお題「ちょっとした夢」